「出席点」は無駄の極み!制度に飼いならされるな!






こんにちは、こんばんは。
思春期おじさんです。

大学に行っていて「何なんだこれは」と思ったことを書いていきます。
「大学のレジャーランド化」なんて言われて久しいように、現代の大学は就職の為の通過点という感があるのは事実です。
大学でいかに学ぶかよりも、いかに楽をして学位を取るかが多くの大学生の関心事となっています。

発足当時の理念とはかけ離れたことになっていますが、どうしてこうなったのでしょうか?
考えていきましょう。





  • 《大学は学問の場》

大学は本来学術研究の場です。
学問の発展を通して社会をよりよくしていく為の組織です。

そのためには学生が学問に励み、先進的な知識・技能・理論を身に付けていく必要があります。

ですが、先生も学生も一人一人がそれほど優れた人間であることはありません。
ともすれば怠けてしまいますし、いつでも学問に集中できる訳ではありません。
我流で勉強して非効率になることもしばしばです。

そこで制度が必要になります。
効率よく勉強していく為に学問知識を体系化して、それをカリキュラムとすることで効率よく勉強できるようになります







  • 《出席点制度も根は同じ》

効率よく組まれたカリキュラムをこなしていくには授業に出席することが必要になります。
しかし学生も遊びたい時期。
何かとサボってしまいたいと思います。
そこで授業に出席することで点数を加算するというルールを作ります。
これによって学生は他にやりたいことがあっても授業に出席するようになります。








  • 《その結果として何が起こったか》

大学に行ったことのある人ならわかると思います。
やる気はないけど取り敢えず来ました」、みたいな学生が大量発生したのです。

具体的に説明します。

多くの学生は授業に興味がありません。
(そもそもここが歪んでいる!!!)
でも単位は欲しい。そのために出席点が欲しいので取り敢えず出席はします。
出席したら興味が湧くかというとそうでもなく、暇を持て余します。
なので、授業中にゲームをしたり、居眠りをしたりします。
当然学問的な成長はしていません。
でも出席点による加算があるのでなんとか単位要件はクリアできます。

このような流れで大して何の知識も身に付いていないのに進級できる学生が大量発生します。






  • 《おかしいと思わないのか!》

どう考えても非効率ですよね。

学生だって教室で寝るくらいなら家のベッドで寝た方が寝心地が良いですし、先生だってやる気のない人に指導をするのは大なり小なりストレスでしょう。

「誰も幸せにならない空間」が完成している訳です。

必死に受験勉強をしてきた学生がやるべきことではないですし、普通の人が持っていない専門知識を身に付けた大学の先生が感じるべきストレスでもありません。

これはまさしく非効率であり、発案当時に目指したモノとは真逆に振れてしまっています。

効率よく勉強を進めていく為に制度ができるのですが、制度に慣れてしまうと本来的な意義が見えづらくなって、それが結局非効率に繋がっているのです。







  • 《今自分がやるべきことは?》

これは当然学生の意識の問題であり、意識が変われば行動も変わります。
ですが、単に「やる気を出そう!」というのはあまりに安直です。

制度的な欠陥も頭に入れつつ、解決策を考えていくことが必要です。

繰り返しになりますが、良い制度であっても、制度に取り込まれてしまうと本来の理念から遠ざかってしまうのです。
いつでも原点に立ち返れるようにしておく必要があると思います。

僕は別に大した知識も技能も持っていない普通の人間です。
学歴もないし、家柄もよくありません。
それ故に、才能も知識も持っている人達がこんな風に時間と労力を浪費している現状が許せません!!




《おわりに》

解決策については特に何も思いついていないので、投げっぱなしみたいな感じになってしまいましたが、
このままで良いわけないよなあ、とも思うわけです。

それと同時に、結構多くの人がこの低レベルな均衡に安住することを望んでいるのだろうという気もしています。

結局全体が変わらないのなら自分が変わるしかないのかな、と思ったり。

書いてるうちに考えがまとまってくるかと思ったけど結局まとまりませんでした!笑

僕は僕のやるべきことをやる。

これでいいのかな。



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