どうして学校へ行かなきゃいけないんだ?学歴を積めば安心?
こんにちは、こんばんは。
以前友人とご飯に行ったときに学校や学歴の話になりました。
その人は日本でも五本の指に入るくらいの難関大学の学生なのですが、生き方を間違えたと思っているようです。
あまり細かな事情には立ち入りませんが、一般的に高学歴とされている人々の間にも学校に対する疑問や不満が沢山あるようです。
沢山の友人や知人に聞いてみると、自分の経歴に疑問を持っている人はかなり多いようです。
そして多くの事例に触れる中で、自分の中で「学校は何のためにあるのか」という疑問が浮かび上がってきました。
今回はその疑問について自分なりの解が示せればいいなと思いながら書いています。
《大学を辞めた自分》
以前の記事
でも紹介した通り、僕は大学を中退していますし、それによるデメリットも沢山経験してきました。
このことから言えるのは、学校を卒業すること、学歴を積むことが社会的信用に繋がり、それが出来ないものはダメ人間だと思われる、ということです。
僕の個人的な感情で言えばこれは受け入れがたいことですが、実際学校もまともに行けない奴は仕事なんか出来ないと考えている人が多いです。
ですが僕は今でも学校に行く意味を見いだせていません。
もちろん学校が楽しい人はそれでいいのですが、楽しくもないのに無理していく必要があるのかということについては大いに疑問です。
学校が無くても勉強はできます。
素晴らしい研究をされている大学教授と直接お話しできるチャンスが沢山あることに関しては大学は望ましい場所だと思いますが、そうしたチャンスは学外生にもありますし、逆に学内の学生でもそうしたチャンスを利用しない人は多いです。
「学歴を積むこと」を除けば、何百万も払ってすることでもないと思います。
《京大卒の友人》
この人はなんとなく京大に入ってなんとなく単位を取ってなんとなく就職を決めたらしいのですが、「俺は生きるのに向いていない」とよく言っています。
世の中の非効率に絶望し、それをどうにもできない自分にも腹が立つといった具合です。
また、京大卒であること以外に誇れることがないそうです。
(僕からみれば頭の回転も問題意識の持ち方も一級品だと思うのですが)
京大を卒業しても結局日々仕事をして生活して奨学金を返して・・・
という風に過ごしているとほとんどお金が残らないようです。
京大卒でこんなカツカツの生活をするくらいなら、いっその事何か一芸を極めればよかった、と言っています。
《阪大卒の友人》
この人は大学時代にクラブやサークルをせず、いわゆるオタク活動に勤しんでいました。
バイト代はほとんど趣味に使い、足りなければ食費さえも削っていました。
これほど趣味に熱中できる人間は逆に珍しく、彼のその抜群の集中力を発揮できる仕事があればいいのにといつも思っています。
しかしいざ就職活動をするということになって、エントリーシートに書くことがないと悩んでいました。
僕からみれば、無理に絞り出さなくてもそのままで十分素敵な個性をもった人だと思うのですが、やはり今の就活市場の基準で考えるとあまり評価されにくいだろうなということも想像がつきます。
それは今の企業で力を持っている人が、学生時代に何か部活をやっていたり、ボランティア的なことをしていたりといった、「楽しい大学生活のステレオタイプ」みたいな人だからでしょう。
(個人的にはそういう典型的な楽しいことには魅力を感じませんがそれを否定する気はありませんし、それが評価されているのも事実でしょう)
僕なんかは「阪大卒なら何とでもなるだろ」と思ってしまいますが、やはりなにかと悩みは尽きないようです。
《誰もが悩んでいる》
多くの人と話しているうちにわかったのは、誰もが何かと闘いながら生きているということです。
それは自分の意識であったり、社会からの評価であったりと様々ですが、華々しい経歴を持っているように見える人でも少なからずつまずきを感じているのです。
《改めて、学校って?》
僕なりに捻り出した結論は、
「社会で生きていける人間を育てること」
でした。
良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとかではなくて、今の社会で無難に生きていける人間を育てることなのかなと感じました。
革命的なアイデアとかいったものはあまり求められていなくて、時代の流れや慣習に反発せずにうまく馴染んで、大人しく上の人の言うことを聞ける人が求められていると思います。
よく言えば素直、悪く言えば歯車
そういった人を育成する環境としては日本の教育は素晴らしい。
よく言えば素直、悪く言えば歯車
そういった人を育成する環境としては日本の教育は素晴らしい。
そして、そういう意味では、僕は世界トップクラスで向いていないと思います。
《これからどうしたらいい?》
もちろん社会に馴染める人はそのままでいいですし、学歴もあるに越したことはないのですが、それが出来ない場合は途中にも出てきたように何か人より秀でた一芸を持つのがいいと思います。
それは何も歌や芝居といった芸能的なことだけでなくて、ただ学校にダラダラと通っていただけでは絶対身に付かないような特殊な技能なども含めてです。
クラウドソーシングの募集案件などを見ていると、「フランス語でビジネス文書を作る」などといった特殊技能を要する案件に高額報酬がついていることが多いです。(五日で10万円などといった水準)
やはり人ができないことを自分だけできるというのは大きな武器になります。
《おわりに》
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
僕もどんどんスキルを磨いていこうと思います。
一緒に頑張っていきましょう!
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